infomation

「だるま忌」開催のご案内

 

11月3日(日)午前10時30分より「だるま忌」を本覚寺本堂において厳修させて頂きます。

 

この「だるま」とは「だるまさん」の事で本名を菩提達磨(ぼだいだるま)と申します。インドの王族の出身で、中国に禅宗を伝えられました。

 

達磨さまは南インドの香至国の第三王子で二人の兄が居ました。父王は仏法を尊崇し般若多羅尊者に師事されていました。

 

ある時、王は般若多羅に宝珠を布施されました。そこで般若多羅は三人の王子の力量をこの宝珠を使って試してみることにしたのです。

 

 

 

多羅「王子たちよ。この宝珠に及ぶ宝はあると思うかね」

 

王子「これは最高の宝珠です」

2人の兄王子たちはこたえました。

多羅「達磨はどうだね?」

 

達磨「この宝珠の輝きもただの輝きににしかすぎません。最も素晴らしい輝きは心の輝きです。」

 

多羅「ふむ」

 

 

 

般若多羅はこの第三王子の達磨こそ法を伝える弟子になるだろうと予感されるのです。

 

これは「無価の宝珠」と言って達磨さまが僧侶を目指すきっかけになったお話です。

 

さて「価値」とは何でしょう。価値とは何を比べてるのでしょうか。私たちは、ものごとに善悪や優劣の評価を自分の感覚のみで行い、それを絶対の価値観として生きている面があります。

 

他者との比較の中で、自分を確認したり、大きく見せたり、分かっているふりをしたり……。

 

達磨さまの僧侶の始まりは、価値と言う「比べる心」を手放したことから始まったのです。「あいつより俺の方が学校での成績よかったのに○○」そんな評価は満たされる事はないのです。

 

達磨さまは物の輝きでなく自分自身の輝きが重要であると説かれました。

 

この逸話から私たちはそれを学ぶことが出来るのです。

 

そんな達磨さまから数えて五十五代目の弟子である私や法要に参加していただける近隣のご寺院さま、そしてお檀家さま共々、礼拝してご遺徳を偲ばして頂くのが「だるま忌」です。

本年度は、伽藍工事が未だ終了しておりませんので、お斎(昼食)のご用意は致しません。ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。