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今を一生懸命頑張る

感謝 己書_page_1

新緑の季節は初夏を思わせるような気温でした。

新型コロナウイルス感染症という難局の中でも芽は出、草木は新しい息吹を吹き込み続けます。

感染拡大防止の観点から諸々の予定がキャンセルになり、空き時間が増え、日々の生活の様式が一変しました。

例年4月は牡丹の時期で沢山の参拝客で賑わう境内も参拝を中止するという未だ経験したことのない措置により部屋の片づけや細かい掃除なども出来ました。

ですが皆さんも経験があるかと思いますが古い手紙や写真などに目をとられ中断してしまう事もあります。

私も修行時代の日記がでてきて思わず目を止めてしまいました。

時間のない修行生活なので本当に1日に一言だけなどと言う簡単な日記ですが当時の心境がとても伝わってきました。

内容としては

「修行が終わったらお腹いっぱいご飯が食べたい」とか

「目が覚めるまでゆっくり寝たい」とか

自身の欲求に対する不満が書かれているのですが

2か月ほど修行生活を続けると

「今を一生懸命頑張る」

と修行をする意識が感じられるようになってくるのが文章で読み取れます。

その時は辛い修行生活でも今はその一つ一つに意味があり仏性が宿っていたと感じる事が出来るのですが

その時はとにかくその時を精一杯頑張ることしかできなかったのでしょう。

今は未知の新型コロナウイルスでも後々

「こんなメッセージが込められていたんだな」

という事がたくさん出てくると思います。

ー今を一生懸命頑張るー

修行時代に書いた文章であらためて気づくことが出来ました。

 

本覚寺 寺報第25号