徒然なるままに
2018年7月5日
大施食会や葬儀の際に使用する仏具である鼓鉢ですが、その太鼓の皮が伸び切って音が響かなくなりましたので張替えを行いました。
同時に側面の木の部分も漆の塗りなおしをしたところ読めなかった刻印がはっきりと浮き上がってまいりました。
そこには「天保八年」と刻まれていました。百八十年も本覚寺の仏具として頑張ってきたのかと思うと本覚寺を護持して頂いたお檀家様のご先祖様の思いが伝わってまいりました。
その過去から現在、未来にかけて「お釈迦さまのみ教え」をお伝えしなければと痛感させていただきました。
大切に使わさせていただきます。
本覚寺寺報 19号 編集後記