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謹賀新年



あけましておめでとうございます。

お正月と言えば子どもの頃は親戚や友達と凧揚げや羽子板、お雑煮を食べてお年玉をもらう夢のような期間でした。

時代に流れと共にお正月の過ごし方も多様になってきましたが氏神様にご挨拶をし、ご先祖様に感謝申し上げる習慣はいつまでも続けてほしいと願います。

さて、室町時代に「一休さん」で親しまれている一休宗純禅師。

正月朔日〔ついたち〕の生まれと伝えられてます。

こんな逸話があります。

ある年の元旦一休さんは墓場から髑髏〔されこうべ〕を拾ってきて

それを竹竿の先に結び付け、京の街をてくてくあるき、こう言いました。

「皆の衆、ご覧あれこの髑髏、ここんところに2つの穴がある。昔はここに目玉があった。しかし目玉は飛び出てしもうた。目が出た、目が出た、めでたいのう・・・・・」

こんな風に言い囃(はやし)ながら歩き回った。

時には商家の門を叩き、出てきた家人に髑髏を突きつけ

「ご用心、ご用心」

と言ったそうです。

そのことが縁起で京の商家では、元旦から三日間、戸を閉ざしておく習慣が出来たそうです。

さて一休さんは何を伝えたのでしょうか。

著書に『骸骨』なる著述があります。

そこには骸骨との対話といった形で、禅と仏教の思想を語り、人間としての生き方を示しています。

私たちは、自分の肉体に執着しています。ですが肉体は仮の住まいでしかないもです。寿命という形で五十年とか百年、私たちはこの肉体に下宿しているだけなのです。

「あまり肉体に執着しなさんな・・・・」

下宿先にである肉体に執着すれば、そこは行き場のない牢獄と同じであり苦しくなる。

むしろ肉体と言う家から離れて、自由になるべきでしょうと一休さんは髑髏を用いて言ったのです。

身体が不調でも自分ではどうにもならないことがたくさんあります。

そこで思い悩んでも解決することはありません。むしろその不調を受け入れて楽しむぐらいの気持ちに置き換えるのです。

それが心の軽やかさです。

執着しないのは自分自身であるのです。

人生楽しんで、心も身体も軽やかな気持ちをもって今年も過ごしていきましょう。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

参考文献 365日大辞典 ひろさちや著 四季社
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